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投資って不安・・・博打じゃない投資を対話形式で解説!

投資って不安・・・博打じゃない投資を対話形式で解説!
 
参考本 日本一カンタンな投資とお金の本
 著者 中桐啓貴
 
 

 
 
・この本は先生と一般サラリーマンの会話形式で話が進んでいき理解しやすいです。
・この本から、投資はギャンブルではなく、理論的に裏付けされた理由のある方法であり、過去の実績もあることが分かります!
 
漠然とした不安で一歩目の勇気が出ないときに読む一冊です!!
 
  • ポイント

・投資はギャンブルではない!

・資本主義の世界において、投資は社会を豊かに変えていくこと。

・正しい知識を手に入れることで不要な心配をすることはなくなる。

 

  • 要約

・この本の目的は投資の軸を作成するため。
・長期投資をすることで自分の資産を豊かにしていく。
 ・投資をするときの注意事項と心得を知っておけば前向きに検討できる。
パーキンソンの法則を理解することが大切。
 
  • 内容

・現代の積み立て投資の継続期間は2~4年間。
 →この期間では投資の旨味を十分に得れない。
  
アメリカのフィナンシャルアドバイザーの間では、
 →「リスクとはマーケットの変動ではなく、投資を途中で止めることだ。」
とあるように、継続することの大切さを解いている。
 
・長期投資は一番シンプルで一番儲かる方法なのになぜやらない??
 →米国株に30年前に投資してれば、30年で10倍。ドイツ株でも同様だった。
 
■投資で儲けるために一番大切なこと。
・投資とトレードとギャンブルの違い
 ☆ギャンブル : ゼロサムゲーム(みんなが儲かることはない)
 ☆投資 : 誰も損しない、皆が得をするビジネスモデル。
  →投資は資本主義という社会を豊かにすること。
 ☆トレード:目先の株の価格差に注目して売買すること。
  →株価の変動の要因が多すぎる。(政治、業績、景気など)
   ※かつ、株価を見張る必要あり。
 
■1ドルが60万ドルに化ける資本主義のパワー
 ・長期投資でも、一定の値段変動は発生する。
 →この時に、乗り越えるためにしっかりとした知識が必要。
 
・資本主義とは、現実に対する本音の欲求が産み育てた仕組み。
  →経済行為の自由(生産財と財産を個人で所有可能)
  →自由な経済活動の結果、社会の富は増えていく。(個人が利益を追求するため)
 
■投資で痛い目にあわないための知識
・資本主義は富裕層ほど恩恵を貧困層ほど弊害を感じる。
 →中間層が多数を占めないと資本主義が不安定かする。
・資本主義の弊害
 ①バブルが起きやすいこと
 ②経済格差が起きやすいこと
 ③不正、不公平が起きやすいこと。
 
複利はすごい、年率7%で200年60万倍
 
・バブルと投資の関係
 →将来値上がりするかも、という期待から生まれる需要
 ※価格が上がりすぎても、投資は実態がなくバブルに気づきにくい。
・10年度にバブルが起こる理由
 →金融緩和により金利が安くなる→巷にお金が増える→金融資産や不動産に投資するようになる。
 
・モノの値段はその価値とはかけ離れることがある。
 →相場は需要だけでなく、期待でも上下する。
 →投機の対象となると暴騰と暴落が起きやすい。
 →資本主義にバブルはつきもので金あまり時代はバブルが起きやすい
 →バブルは必ず崩壊して相場は暴落するがいつかはわからない。
 
・コアサテライト戦略
 ☆コア資産:5~10年使わないお金を長期投資する。
 ☆サテライト資産:ハイリスク、ハイリターン狙いの資産
 
■投資の心持ち
・気持ちを整えるだけで投資の勝率はあがる。
 
・得をする、損をしないように合理的に動くべき。
 →人が意思決定をするときに、論理的な思考をとばして、直感で動くこと。
 
・利益の期待より損失の不安の方が大きい。
 →当初の想定通り損切りできなくなる。
 
・買値から下落しても、塩漬けにする傾向がある。
 →このようなときは、「今日、その銘柄をかいますか?」と自問すること。
 
・人が損切りするときは2パターン
①早く値上がりしそうな銘柄を選ぶ
 →ブレークイーブン効果
②全てを損切りして二度と投資をしない。
 →スネークバイト効果
 
■投資の購入時の注意事項
・お得感に潜む罠アンカリング効果とは?
 →同じ2万円の商品も言い方次第では価値が変わる。
 →高値覚え、安値覚えに注意
 
・楽観主義は気を付けろ!
 →上手くいったときは、自分を過信。
 →上手くいかないときは、運が悪い。
※自分の成功ストーリーを夢みて、他の可能性を過小評価しがち。
 
・長期投資が優れた本当の理由
 →1920年からの40年の株式リターンは年率9%だった。
 
・市場平均を買っていく。
 →プロでも長い目では平均には勝てない。
 
・投資はリスクから考えよ
 →分散投資でリスクに備える
 
  • 総括

・資本主義では人間の欲望があるかぎり、経済は成長し続ける。株式会社も成長しなくて市場から出ていくしかなく、新陳代謝をお越しながら米国株は7%のリターンを出してきた。周りが株を買って短期的に儲かったというと買いたくなり、買う人が増えると会社の価値以上の値段がついて、マーケットでバブルが起きる。
 
 →支出額は収入ギリギリまで膨張する。
 →あらかじめ、投資や貯金分は確保しておくことが必要。